「生まれた意味って何かね？」という話は、生きてると一度はぶつかる話。
「生まれた事自体に意味はない」とか「生まれた事自体に意味がある」とか、出来たら逃げたい正解のない議論に。
「白か黒で答えろ」と難題を突きつけられ、ぶち当たった壁の前で、僕らはまた迷っている。迷ってるけど。
：Mr,children「GIFT」
桜井節が響くこの歌に触発もされるけど、当然のことながら、私ごときにこんな難題解けるわけもなく。。。。。
最近の所謂「啓発本」は「生まれた意味」を後付けしながら、生きる応援歌にしているものが多い印象があるけど、ホントの所は「そう思いたい」「そうありたい」って事なのかな。
救いの無い事を言うと、結構多くの著名人が他界されたけど、誰かがいなくても社会は回っていくし、新しい人がその責を背負っていく。いわんや自分自身だってそう。
そう思うと「生まれた意味」なんて無いかなとも悲しい事も思う。
「じゃあなんでまだ生きてんの？」と今一度自問すると、大声で泣きながら、多くの先生に助けられて生まれてきて、「あのおもちゃ買ってくれ！」と泣き叫び、誰かを思いもかけず傷つけたり、排ガスを出しながらクルマに乗って、勝つために競合者を徹底的に追い込んだり、足を引っ張ったり、誰かに嫉妬したりしてる、欲まみれの自己顕示欲の塊のような「どうしようもない意味のない自分」が「ちょっとでもマシな人」になる過程を楽しんでいるという方がしっくりくる。
最近は、自暴自棄になって、何もかも嫌になって、それは社会や誰かの「せい」だと信じ込み、他者を巻き込んでいく事件を起こす人がいる。
その手の人は、本当はもっとできるはずの自分の「生まれた意味がある」「生きてる意味がある」とか「何か爪痕を」とか思ってるのかもしれない。
正解は無いけど変に「意味づけ」しなくて良いよ。
「あんた、ただでさえ、どうしようもないねんから、せめて、他人様に迷惑にならんように生きてや」と言っていたウチのオカンの教育が正解かもしれない。
「コジコジだよ。生まれてからずっと。将来もコジコジはコジコジだよ」
：「COJI-COJI ： 第1話」さくらももこ
何者でも無い何か。存在があるだけ。だから、人にも自分にもそんなに期待寄せるなよ、と。
ただ、そんな心持ちの中に、「花が咲いてる」とか「今日の占いカウトダウン1位だった」とか、「今日のワンコが可愛かったとか」そんな喜びを大切な誰かと分かち合えたら、と。
それは凄く幸せな事なんじゃないかな、と。
「白と黒のその間に、無限の色が広がっている。君にに合う色探して、優しい名前をつけたなら」
：Mr,children「GIFT」
そういう事なんじゃない。生きるって。
多分、君は、ExcelでVLOOKUPしたりピボットテーブルをやるために生まれたんじゃないよ。って言う動画を作った時に考えていた事。
おしまい。おしまい。
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